2. 全体像の理解:バーバリーを支える「3つのレガシー」

バーバリーが160年以上愛され続けるのは、機能性とデザインが完璧に融合しているからです。

① 革命的素材「ギャバジン」

創業者トーマス・バーバリーが発明した、耐久性と防水性に優れた綿織物。当時の重く不快だったレインウェアを劇的に軽くし、北極探検隊や航空士たちに愛用されました。この「機能性への追求」こそがバーバリーの魂です。

② 戦場から生まれた「トレンチコート」

第一次世界大戦中、軍人のために開発された「塹壕(トレンチ)」用コート。エポレット(肩飾り)やDリングなど、すべてのディテールには元々軍事的な意味がありました。それが今や、洗練された大人の代名詞となっています。

③ 象徴としての「バーバリー・チェック」

1920年代、コートの裏地として採用されたのが始まりです。一時期は「誰もが知るロゴ」として氾濫しましたが、現在は再び、ブランドの伝統と知性を象徴するグラフィックとして、モダンに再解釈されています。

初心者がまず覚えるべき「トレンチコート 3大フィット」

モデル名特徴おすすめの人
チェルシー
(Chelsea)
最もスリムなフィット。ウエストが絞られたモダンなシルエット。スタイリッシュに、都会的に着こなしたい方。
ケンジントン
(Kensington)
最もスタンダードなフィット。万人受けする美しいライン。最初の一着。オン・オフ兼用で長く愛用したい方。
ウエストミンスター
(Westminster)
リラックスしたオーバーサイズ。ラフな着こなしに最適。ヴィンテージ風に、厚手のニットの上から羽織りたい方。

3. 基本用語・概念のやさしい解説

● ヘリテージ・トレンチコート

たとえ話: 「バーバリーの『本気』が詰まった定番シリーズです。イギリスの自社工場で、何十年も変わらない伝統的な工程で作られます。流行に左右されない、まさに『一生モノ』の称号にふさわしいコートです」

● 馬上の騎士 (EKD: Equestrian Knight Design)

「前進」を意味するラテン語「PRORSUM」の旗を掲げた騎士のロゴ。ダニエル・リーにより、鮮やかなナイト・ブルーなどでリバイバルされ、今最もホットなアイコンとなっています。

● カシミアスカーフ(マフラー)

スコットランドの伝統的な工場で作られる最高級マフラー。30もの工程を経て、天然のアザミの実で表面をブラッシングすることで、あの極上のツヤと肌触りが生まれます。

💡 初心者が迷う「ボタンの素材」

ヘリテージ・トレンチコートに使われているボタンは「バッファローホーン(水牛の角)」です。プラスチックとは異なり、一つひとつ模様が違い、使い込むほどに味わいが増します。こうした細部へのこだわりが、バーバリーの重厚感を生んでいます。

4. まとめ:初心者がまずやるべきこと

  • 1カシミアマフラーで「本物」に触れる: バーバリーの入門として最適です。チェック柄だけでなく、最近はナイト・ブルーの単色なども人気。その温もりは一度知ると手放せません。
  • 2ブティックで「ギャバジン」の手触りを確認: トレンチコートを実際に羽織ってみてください。見た目以上の軽さと、生地のハリ感、そして襟を立てた時の美しさは格別です。
  • 3「騎士ロゴ」の小物に注目する: 新生バーバリーを象徴する、大胆な騎士ロゴが入ったバッグやTシャツをチェック。今のトレンド感を取り入れるのに最適です。

【最初のアクション】

まずは「バーバリー ケンジントン トレンチコート」を検索してみてください。その普遍的な美しさ。10年後のあなたも同じように着こなしている姿が、きっと想像できるはずです。