2. 全体像の理解:ピアジェを形作る3つのエクセレンス

なぜピアジェは、時計愛好家からもジュエリー好きからも特別視されるのか。

① 伝統の「極薄」ムーブメント

ピアジェのアイデンティティは「薄さ」にあります。厚さわずか2mmの「アルティプラノ アルティメイト コンセプト」など、世界を驚かせ続ける技術力。薄くすることは、全ての部品を限界まで小型化・精密化することを意味し、それはマニュファクチュールとしての最高峰の証明です。

② 唯一無二の「ハイジュエリー」の感性

文字盤に施される装飾や、貴石のセッティング技術は、他の追随を許しません。特に、ゴールドを編み込んだブレスレットや、鮮やかなハードストーン(ラピスラズリやターコイズ)を文字盤に採用する独創性は、ピアジェならではの華やかさです。

③ 自社一貫生産(マニュファクチュール)

ピアジェは、ムーブメントの設計・製造から、ケースの加工、ジェムセッティングに至るまで、全てを自社で行う真のマニュファクチュールです。この「自社で全てを完結させる力」が、妥協のない美しさを生んでいます。

初心者がまず覚えるべき「2大コレクション」

シリーズ名カテゴリー特徴
Altiplano
(アルティプラノ)
究極のドレスピアジェのアイコン。極薄を極めたミニマルなデザイン。究極の正統派。
Piaget Polo
(ピアジェ ポロ)
ラグスポ1979年誕生。「遊び」を知るエグゼクティブに愛される、気品あるスポーツウォッチ。

3. 基本用語・概念のやさしい解説

● 9P と 12P ムーブメント

「1957年の9P(手巻)と1960年の12P(自動巻)。当時の世界最薄記録を塗り替えたこれらのムーブメントが、ピアジェを『薄型時計の王者』へと押し上げました」

● マイクロローター (Micro-Rotor)

自動巻ムーブメントを薄くするために、ローターをムーブメントの中に埋め込む技術。ピアジェの得意とする技法であり、薄さと機能性を両立させるカギとなっています。

● ジュエリーセッティングの妙

ダイヤモンドだけでなく、ターコイズやタイガーズアイといった半貴石を薄く切り出して文字盤にする技法。1960年代に一世を風靡し、今もなおピアジェの芸術性を支えています。

💡 初心者が知っておくべき「ピアジェの立ち位置」

ピアジェは「主張しすぎない贅沢」を好む層に絶大な支持を得ています。デカ厚時計のトレンドが落ち着き、再びクラシックなサイズ感やエレガンスが見直されている今、ピアジェの「薄さ」という価値観はかつてないほど輝きを増しています。

4. まとめ:初心者がまずやるべきこと

  • 1「アルティプラノ」を真横から見る: 硬貨数枚分しかないその薄さに、どれだけの技術が詰まっているか想像してください。
  • 2「ポロ」の文字盤のギョーシェ彫りをチェック: 水平に走るラインが光をどう反射するか、その美しさを確かめましょう。
  • 31960年代のヴィンテージモデルを調べる: ピアジェが最もクリエイティブだった時代の、自由で華やかなデザインに触れてみてください。

【最初のアクション】

まずは「Piaget Altiplano Ultimate Concept」で検索してください。時計のケースそのものを地板として使い、2mmという驚異の厚さを実現した「究極の薄さ」。その限界を超えた造形を見れば、ピアジェがなぜ「王者の風格」を持っているのか、一瞬で理解できるはずです。